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世界に数ある儀式の衣裳の中でも日本の友禅は
優れた美意識に育てられた日本民族の感性と、選
友禅は気の遠くなるような時と手間の積み重ねな
打掛が仕上がるまでには早いもので半年、長いも
緊張と精進の700日が日本の女性を美しく彩り洗練
最高のものとされています。
び抜かれた文化、その歴史が友禅を今日に伝えたのです。
のです。
のでは700日の歳月を必要とします。
された柄と色との出会いによって一幅の絵となるのです。
絹の宝石・本手描友禅 【 打掛 】 作成過程

発  想
最後の仕上がりの作品の夢を、完全に脳裏の中に連想しうえつける。
指 示 書
建築における設計図面と同様のもの、各職人別にその職人が仕事を進める上の指示明細、および管理、チェック箇所の明記、専門職として職人はその指示書どおりに仕事をすすめればよい。
下  図
実寸寸法の紙に下絵を書く。
生  地
生糸の選別。
下のし・墨打ち
湯のし、幅を直し丈を出す。生地に身丈、袖丈等の寸法を記す。
下 絵 羽
墨打ちによって裁ち、糸印を入れて仮絵羽をする。
下 絵 青 花
青花汁にて筆で下絵を書く。
の り 糸 目 ・ 青 花 散 ら し
ゴムのりにて青花で描かれた下絵を筒描きにする。挿し友禅の堰をする。ゴムのりを置いた後、真水にて青花を落とす。
の り 伏 せ
模様の外の字を染める為、柄を伏せる。
地 入 れ
地入れ液を浸透させ、染料の色に深みを持たせ、むら染めになることを防ぎます。
引 き 染
柄の外の地を染めること。
蒸し水元・友禅地入れ
引き染めた所の色蒸しと、柄の部分の伏せのりを落とす。柄の部分を挿し友禅する時、色が柄の外ににじみ出ることを防ぐ。
色 あ わ せ
作者の求める色を職人と共に一色づつ色合わせして色を選びます。
挿 し 友 禅
筆、刷毛で柄の部分にひとつづつ色を挿す。
蒸し水洗・水元・上のし
挿し友禅の色蒸し、揮発にてゴムの糸目洗い、染料の水洗い。水に入れた為、巾、丈を直す。
金 彩 箔 加 工
金加工、箔ばり、生地によって加工後ゆのしする。
刺  繍
柄の部分に駒縫い、糸縫いなどを施す。
仕 上 げ
花の中のしべ、人形の顔など、顔彩にて筆で書く。
地 直 し
全般のしみなど、整色する。
上 絵 羽
下絵羽の糸印通り柄を合わせて絵羽縫いをする。
裏 地 合 わ せ
表地にあった生地別、色別の裏地を選別する。
裁 ・ 仕 立 て
寸法を合わせて、裏地、付属品などを裁ち、合わせ、手縫いで仕立てをする。


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